ガザとミーティングができました
今日、1時間20分にわたってガザのチームメンバーと話すことができました。
ラーエッド、ファラーット、ユーセフ、ヌール、ファティマ。モハマッドはいません。
みんな深い悲しみに包まれていましたが、「モハマッドの遺志を継ぐ」という気持ちで一致していました。すばらしい人たちです。
現在電気は遮断され、国境の封鎖に伴い全く「もの」が入ってきていません。そんな中でもチームのみんなはなんとかネットにつなぎ、zoom会議でいろんなことを話すことができました。
そして新しい仲間として、モハマッドの妹、アッラー・マンスールを迎え入れることを決めました。アッラーは小さい頃から僕たちの心理社会的支援に参加し、モハマッドに会いに行くたび、いつもその横にちょこんと座っている、2歳下の妹でした。
成長していく中で医師の僕と一緒に働きたいということで看護師をめざし、看護大学を卒業後、見事、看護師になりました。その後結婚して家庭に入りましたが、今回、自ら以下のメッセージを送ってきました。英語もとてもうまくなりました。
兄のモハマッドが亡くなった後、「彼の記憶を称える最も美しい方法は、彼の人道的活動を続けることだ」と気づきました。私はいつも、小さい頃から兄が大切にしてきた人道支援の情熱を見てきたし、彼が献身した「地球のステージ」に貢献するために彼の代わりになりたいと考えています。兄はこの仕事の重要性について語っていました。そして彼がこの活動を単なる仕事ではなく人道支援とみなしていたことについて、よく私に話してくれました。彼は私にこの情熱を植え付けてくれたのです。だから今、私は彼の旅をその代わりに続けたいと思っています。
（After my brother Mohammed's passing, I realized that **the most beautiful way to honor his memory is to continue his humanitarian work**. I have always shared his passion for this cause, and I hope to take his place by contributing to the organization to which he devoted himself. My brother often spoke to me about the importance of this work - how he saw it as a humanitarian mission, not just a job. He instilled this passion in me, and now I wish to continue his journey.）
こんな展開があるのでしょうか。モハマッド・マンスールが目の前から去ってもモハマッド・アッラーが来たのです。私たちは大きな勇気と心のエネルギーをもらいました。
彼女が12歳の時、海辺で撮った写真は絵はがきにしていました。
さて、明日のTBS「サンデーモーニング」ではモハマッドの追悼番組が放送されます。ぜひご覧ください。
桑山 紀彦
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