第3回の医療支援活動終了
今回は短期ではあったが、バイロピテ診療所を支えているダン先生の本国帰省という状況を受けて、これまでバイロピテで仕事をしたことのある3人の医師が、そのかわりを
さまざまな形で支えることとなった。3週間、自分のクリニックを閉じてやってきているビッキー先生は、基本的にダン先生の代わりだが、今回のように病気になって仕事で きなくなるとは考えていなかった。そこへ桑山が代わりに入り、技能が向上してきている医学生との協力で、難なく1日の診療を終えることが出来てきたのは非常にうれしい ことである。
一方で、今日、アイダは「やっぱりインドネシアの医学部には戻れない」といってきた。
「どうして!?」
「だって、家族が猛反対しているんだもん」
「でも戻ろうと思ったんじゃないの?」
「だけど、やっぱり私も心配。インドネシアが信じられないもの」
「・・・」
と言うわけで、8人の医学生の中で戻るのはファティマだけとなった。
ファティマの場合は、お父さんが福祉省の役人ということで、インドネシアにも顔が効くようであったが、それにしても今後、医学生たちが自信を持って診療にタッチして
けるには何年かかるだろうか。昨日も、妊娠8ヶ月の女性に妊娠テストをしていた。どっから見てもおなかは大きく、妊娠していることは誰でも知っているのに、なんで妊娠 テストを?
また、今朝入院していた女性は、妊娠2ヶ月目で吐き気がひどいというので、吐き気止めの点滴を受けていた。急いで中止してもらったが、これは「つわり」というものだ。 よほどでない限り、2ヶ月目は子どもへの奇形の影響が強いから極力薬は使わない。それに対してこともあろうに「吐き気があるから」というので「薬を点滴で入れてしま う」とは・・・
う〜ん、夜の入院は医者が不在でどうしてもスタッフ頼りになるとはいえ、なんともお粗末だ。ダンが聞いたら激怒するだろう。
でもあきらめず、ひとつひとつ、やっていくしかない。
今回はバイロピテ診療所と、そこを支えるシアトルに本拠を置くHAIというNGOと、わがIVYの関係が非常に明らかになった。今後の医師派遣、バイロピテ診療所を支 える国際スタッフの給与、特殊な薬の支援、訪問者(ビジター)の受け入れなどを、積極的にこの2つの団体と繰り広げていけることとなった。
今後もステージで「東ティモール支援ビデオ」を売りながら自己資金を得、このバイロピテの支援を積極的に、しかも長い息をしながら続けていきたい。
今回は東ティモールのコーヒー豆を生豆で手に入れたので、日本に帰り、必要に応じて、その「炒りたて」のコーヒーをステージで売っていきたい。付加価値がついて、高い とは思うが「東ティモール支援コーヒー」という形で、展開していければと思っている。
「飲んでボランティア!」作戦の展開である。
木曜日の深夜には帰国しています。
桑山紀彦
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