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4月23日(日)から30日(日)までパレスチナに渡航し、現地の活動に参加してきました。
現地では駐在員の寺畑由美を始め、アシスタントマネージャーのハサン、ワークショップファシリテーターのガッサン、イスマイーン、サファーのローカルスタッフ4名が一生懸命活動しております。私たちが渡航した週はちょうど活動の最終週にあたり、子どもたち一人ひとりが真剣に活動に取り組んでいました。その様子を、順次お伝えしていきます。 |
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出発の1週間前にテルアビブで自爆テロが起き、果たして無事「ラファ」まで行けるのか不安を抱えながら成田空港を後にしました。テルアビブ空港深夜3時着、というなんとも体内時計を無視したフライトに揺られ真夜中の空港に降り立ちました。
これからが私たちにとってこの渡航、1・2を争う難題への挑戦です。それはイスラエル入国です。今回パキスタン支援の際のビザを持っているので、入国で時間を要すのは必至でした。それでもなんとかパスできるかも、とちょっとでも優しそうな係官を選び入国へ挑戦です。係員は私たちのパスポートを念入りにチェックし、案の定「パキスタンビザ」を発見し、眉間にものすごいしわを寄せ質問してきます。「何故パキスタンへ?」「どのくらいの期間?」・・・物事はそううまくはいかないものです。そこから延々と質問を受け、待たされ入管を通過し空港の外に出た時にはすでに朝の通勤ラッシュの時間帯でした。
それでも入国できただけまだましです。なんとか、第一関門突破です。
そしていよいよイスラエルとガザ地区のボーダー、「エレズ検問所」です。エレズに到着した時には、「砲撃」の音が鳴り響き、これで本当にガザに入れるのだろうか・・・と不安になりながら検問所窓口に向かいました。 私は11月にもガザを訪れている為、イスラエル軍に名前が登録されておりすぐに検問所パスの許可がおりました。が、問題は桑山です。登録は半年で切れる為、桑山の名前はイスラエル軍の把握外になっており、許可は出せないの一点張り。前もってコーディネーションレターを出しているにも関わらず、イスラエルの祝日に重なったようでうまく受理されておらず、そこから延々3時間の交渉が始まりました。しかしそこは百戦錬磨の桑山。交渉力と粘りでなんとか許可をもらい、やっとの思いでエレズ検問所を突破しました。待合室で待っている間中、そしてエレズを抜けている間にも砲撃の音が鳴り止まず、これからガザに向かうんだな身の引き締まる思いでパレスチナに向かいました。そして長ーいトンネルを抜けるとパレスチナです。そこには、ローカルスタッフ、ハサンが迎えに来てくれていました。彼は砲撃音の中、延々と6時間も待ち続けてくれていました。
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そして、久々の由美ちゃんとの再会。その笑顔にほっとしました。治安が不安定な中、頑張って活動を続けています。
桑山&由美 由美&サファー
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その元気そうな姿に再開を喜びあいました。そしてスタッフと会い今までの労をねぎらいました。明日からいよいよ活動に合流です。由美ちゃんやローカルスタッフの笑顔に会い、日本を出発して36時間、苦労したけどここまで来てよかったなあ、そう心から思いました。そして翌日、朝から晴れ渡る青空の下、ラファへ向かいました。これまでは途中にアブ・ホーリの検問所があり所要時間が全く読めない行程でしたが、今はその心配はなし。イスラエルの元入植地を横断しラファに直行です。ものの45分ほどで活動場に着きました。
そこには、女の子たち20名ほどが集まって活動の準備をしていました。私たちに気づくと、「ようこそ」という紙を掲げて、みんな挨拶をしてくれます。また戻ってこれたな、そう思う瞬間でした。
それからみんなでゲームです。もうみんなここぞとばかりにはしゃぎます。学校では絶対にここまで大声出したり、飛び跳ねたりしないでしょう。それぐらいみんな元気ではつらつとしています。口々に、「YUMI」と連呼です。もちろん由美ちゃんのことですが、私には「YOMI」に聞こえます。「YOMI」の連呼に包まれながら、一緒にゲームで盛り上がりました。
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女の子たち |
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さて活動本番、「ワークショップ」です。まず最初に、人間の感情がどのように身体に表れてくるか、ということを実際にイスマイーンが模造紙をまとい鉄人28号ばりに変身し、そこに子どもたちが変化を書き込んでいくというワークショップです。悲しい時胸が苦しくなる、怒ると頭がかっかするなど人体に書き込んでいきます。一通り意見が出たら、それを総括する形で由美ちゃんがまとめていきます。ファシリテーターのサファーもアドバイスしていきます。子どもたちの積極さや真剣さが印象的でした。 |
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次に、「学校での出来事」に焦点をあて、日常的にどのような問題があるのかなどあぶりだしていくワークショップです。「宿題を忘れ怒られ、先生に反抗する生徒」のようなテーマをグループごとに話あい、それを劇にしてみんなの前で発表します。それぞれシチュエーションの分析と役作りが巧みで、しかもたった15分程度の話あいから劇を作り上げていきます。そのほとんどがアドリブ。そしてものすごい役作り。その子どもたちの能力の高さに心底びっくりしました。 |
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ワークショップの詳細についてはまた記述しますが、真剣に取り組む子どもたちの姿に心打たれるものがありました。ひとつ質問をすると、みんなまっすぐに手をあげ、自分の意見をびしっと発表します。物事に真剣に取り組む真面目さ、そして積極的に自己主張するそのまっすぐな視線に潔さを感じました。 |
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彼女たちを取り巻く現実は想像以上に厳しいものです。それでも今おかれている状況に屈することなく生きていこうとするその姿は、私も頑張らなければ、そう思うに十分なものでした。そして、そこまで信頼を勝ち取ってきた「寺畑由美」という存在にも圧倒されるものがありました。その姿にはひとりひとりの「生き様」が刻み込まれていました。 |
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次回は、実際の活動内容についてお伝えしたいと思います。
後藤明子 |