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最終日である
今日は朝からダルウイーッシュ氏にラファの街の国境線付近を回ってもらった。
前回来たときよりも攻撃の状況が減ってきていることを感じる。
状況はよくなり,国境線付近の人も比較的安心して暮らしていることが感じられた。
しかし,やはり海側は完全に占拠されており,ダルウイーッシュ氏も「このまま行けば海なんだけどなあ」とつぶやく。
そう,ラファは海の街なのに,海へ行けないのだ。
しかし,確実に明るい話題が増えている。
ここにいると,例のロードマップが着実にこのままいくことを願うばかりだ。
昨日は,桑山作のワークショップを展開した。
少女クラスをつれて海に行った日,美しい海岸線沿いにはたくさんの貝殻があった。
でも長年波に洗われて、かけらになり、砂になる一歩手前という小さなものばかりだった。
でもそんな貝殻を集めていると、少女たちが次から次へと寄ってきた。
ナハラが寄ってきた
「貝殻集めてるの?」
「そうだよ」
「そんな小さいものばっかり…もう少し沖に行くとちゃんとたものがあるよ」
そう言ってナハラは海に入っていった。
そして集めてくること…
あっという間に手のひら一杯の貝殻が集まった。
ハディールが一杯の貝殻を渡してきながら話しかけてきた。
アラビア語が分からない桑山なりに一生懸命ボディ・ランゲッジで訳していくと、
「何に使うの?」
「日本にもっていこうと思うんだ」
「そして何に使うの?」
「ガザの海のことを伝えるのにいいかなと思って」
「・・・」
「なんか変?」
「…日本って遠い?」
「そうだね。でも海はつながっているんだよ」
「日本にも海はあるの?」
「囲まれているのさ」
「じゃあ,この海も日本につながっているんだね」
「そう,だからこの貝殻はその”証し”みたいなものだと思うから,日本にもっていきたいんだ」
「海はつながっている。」
それを聞いたときに,思い浮かんだ。
この貝殻に彼女たちの気持ちを載せて届けよう・・・。 |