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更新:2004年7月24日
 
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2003.7.5 カザより
2003.7.7
 ガッサンのワークショップ
2003.7.10
 ガーダはソーシャルワーカー
2003.7.11 海へ
2003.7.11
 伊達な男 ハーディ
2003.7.12 ユミ
2003.7.13 海だ!
2003.7.15
 ガザの海辺から
2003.7.18 平和の貝殻

 

ガーダはソーシャルワーカーである

このラファの街で、ちゃんとしたソーシャルワーカーが見つかるかどうか不安であったが、
すばらしいソーシャルワーカーを見つけた。
最初彼女の情報をもらったとき、24歳という年齢が気にかかった。
ソーシャルワーカーとして採用するには若すぎるのではないかと思ったのだ。

 

しかし、実際に彼女と家庭訪問に行って見ると、大変な度胸があることに気づいた。
まず初対面の家に入るときは、大きな笑顔で入っていく。
そしてなるべく身近な話題を探し出して、ひとしきり立ち話。相手に安心感を与えている。家の中に案内されたら、彼女は最も相手にとってストレスのない場所に座るようにしているのだ。
 
それは相手の斜め前。
決して正面には座らない。

このあたりが、結構この世界で慣れている人の風格をかもし出しているのだ。
なかなかお見事である。相手は、事務所がやっている青少年活動に参加している子どものお母さんだったりする。
しかし家庭訪問では子どもそのものからの情報も聞きたいので、子どもに話しかけると、たいていはお母さんが割って入ってくるのだ。
そんなとき、ガーダは静かにお母さんを制止する。
このあたりも大したものだと思う。



ガーダ
家庭訪問の時の向かって右側のマンスールをかぶっている彼女

事務所の1階で行っている青少年活動は、子どもたちを集めたものだから大変にぎやか。仲のいい友達なんかできちゃったらもう大変、騒がしくて近隣への迷惑が心配になるほどの元気さである。

しかしパレスチナの子どもたちは、概して家庭ではおとなしい。
兄弟が大変多く、平均で8人という大兄弟姉妹の中で育っているので、必ず下の子どもの面倒を見て、大人っぽくなっている場合が多いのだ。だから事務所のワークショップや英語クラスでは、逆に羽目を外して元気なわけだが、それはこの「家庭ではおとなしい」ことの反動かもしれない。
 
ほとんどしゃべらず、母親が一方的に話しつづけるところを幾度かさえぎって、ガーダは丹念に子どもからいろんなことを聞き出していく。

兄弟の関係はどうか
学校はどんな感じか
お父さんとは仲いいか
イスラエル軍の砲撃や銃声はどうか
銃で撃たれてなくなった友人のことはどう思ったか

単純な学校生活だけではない話題が、このラファの街にはたくさんある。
そんな話題に囲まれながらも子どもたちは育っているのだ。家庭訪問はそんな「現場」を見られる貴重な場でもある。

 アフマッド、13歳
 彼の家は、半分削られている。
 国境線に接しているのだ。
 家の横はすでにブルトーザーで地ならしされて、平原のようになっている。
 すぐそこには有刺鉄線とイスラエル軍の監視塔が見える。
 夜に出歩いていると、だれかれかまわず撃ってくる監視塔だ。

 そんな「現場」に接して住むアフマッドも、事務所のワークショップと英語クラスに通う生徒なのだ。
 事務所では元気がいい。
 でも家では、ちょっと気恥ずかしそうだ。
 そんなアフマッドにガーダは聞いた。
 「銃の音は怖くない?」
 「ウン、大丈夫」
 「どうして?」
 「僕は強いから」
 「ホント?」
 「本当さ。僕はイスラエルの銃なんかは恐れない」
 「でも、人間は恐れるってものじゃないの?」
 「・・・」

 家庭訪問でもちゃんと小さなカウンセリングを織り交ぜる。
 そうやって今日もガーダはこの国境線に接するブラジル地区の子どもたちの家を回っているのだ。

パレスティナ事業関連
☆由美のラファ日記☆ ☆活動支援報告 桑山☆
・第1回 03.2.3〜
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