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現在もガザ地区は封鎖されていました。
「地球のステージ」は現地,パレスチナにおいては「Frontline」という英語名称で活動していま すが、まったく無名であり、認知も登録もされていない為に、追い返されそうになりました。
しかし粘り強く交渉し、イスラエル軍の中にも良心はあるんだなあと感じるような人との出会いによって、3時間後、エラズの検問所を通過しました。
どっとつかれましたが、ようやく仕事ができる状況におかれたわけです。
これまでNGO活動は,その多くが歓迎されてきたし,現地での協力を得ることもできました。
しかしこの地は「帰れ」といっています。
そのイスラエル軍に対して、どう交渉すると活動が安定できるのか分かりませんが,7月4日の土曜日に見た現在の「心理社会的ワークショップ」の活動は、すばらしいものあり、「これを地球のステージがやっているのか・・・」と思うと、感無量でした。
地球ステージを続けることだけで,現地ラファしにこれほど巨大な事務所を持ち、こんなにも活発なワークショップができ、こんなにも多くの子どもたちの笑顔があふれるのだと思ったとき、はからずも涙が出てきました。
「地球のステージ」をやることで得られる資金は非常に非営利性の高いものです。
日本事務所のスタッフや専門技術を持った人たちへの給与や謝金が支払われてなお残る資金はときにその使い道が重要と思われます。
それをこういった「現場」でフルに使うことは、長い夢でした。
これまでは東ティモールのバイロピテ診療所を支えるということに,有効に使われてきたし、昨年はアフガニスタンにも使いました。
しかしこのパレスチナ事業は事務所そのものが「地球のステージ」のものであり、まさに「直接支援」です。
だからこそ、これから報告する活動にご理解をいただき、「地球のステージを支えることはすなわちパレスチナを支えることなのだ」という、直結したつながりを感じていただけるような報告にしたいと思います。
現地の3人のパレスチナ人スタッフは誇らしげに「僕たちの団体、Frontlineはね!!」と熱く語っていました。
「僕たちの団体」
そうパレスチナ人に言ってもらえることもうれしさは、言葉では到底表現できるものではありません。
「地球のステージ」はついに、パレスチナ人をそのスタッフに入れたのです。
演劇や自己開発ワークショップの天才,ガッサン,27歳
静かだけど押しは強いつわもののソーシャルワーカー、ガーダ,24歳
よくしゃべり,人一倍熱い気持ちの翻訳,通訳者、アベッド、28歳
もうみんな友達です。
そしてそれをまとめあげる寺畑由美さん。
この4人のチームプレーはすでに2・3年活動している団体のような雰囲気をかもし出しています。
もちろん試行錯誤で始まった活動ですから、粗っぽく、まだまだ修正すべき点はたくさんありそうですが,そこは桑山の仕事。
18日までの2週間、とにかくふんばります。
そして1回でも多くの,そしていいステージを展開し、理解という名の支援のお金を集め、芸術性の高い品物を手にとっていただき、このパレスチナ支援に回していきたいと思っています。
どうか、今後とも変わらないご支援をお願いいたします。
桑山紀彦
2003年7月5日 |