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サッカー大会 その序章 続き
木曜日、練習日初日。
これから4日間、各チーム1時間ずつ、12時から5時まで練習をするのだ。
誰がコーチ?
そりゃあもちろん言い出した桑山、そして桑野さんだ。
桑山は少年サッカーのクラブチームに関係しているので、練習メニューはわかる。しかしうまくできるかはわからない。記憶をたどってまずリフティングからだ。
おお、結構みんな上手だ!やっぱりサッカー王国イランだけはあるな。
そしてパス練習、スロー・イン、キック・オフの練習とメニューをこなしていく。パス&シュート練習をしていると、荒れた砂地を蹴って、ほとんど裸足の彼らがひた向きに練習する姿に目頭が熱くなる。みている大人の背筋が直ってくる感じだ。これが、目指していたものの一つ。ひた向きに、けなげに取り組む子どもの姿に大人が何かを感じる。そしてそれが内面のエネルギーになっていく。
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「スロー・イン」を教える(???)桑山
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それもこのサッカー大会事業をやるべきと思った大きな理由だった。エージェントも参加して、一生懸命子どもたちを見守っている。
なんと、通訳で入ったもうおじさんのヤズダンさんが、身振り手振りを併せて一生懸命子どもに教えているではないか。
「いいか、スローインはこういうふうにやるんだぞ、後ろの足が地面から離れてはいけない!」
ヤズダン、いつの間にコーチになったの?ってな感じで、大人がどんどん熱くなって(いい意味で)巻き込まれていくのだ。 |
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桑野さんに2チーム、主導してもらい、結局5時間、コートにいた。
日焼けして真っ黒になったが、子どものエネルギーに圧倒された。そして最後にミニゲームをやったが、ほとんどの子どもがサンダル、裸足だった。痛いだろうにごろごろの石が転がるこの荒れたコートを全力で走ってボールを追う。
夕方にまず29足が届いた。あとはヤズダンとメラットたちがケルマン市から買ってきてくれて、土曜日には届く。
こうして、サッカー大会への流れはできてきた。
試合は来週の月曜日、火曜日だ。それぞれのチームに特徴がある。強豪は「チーム・ニッコー」と「チーム・アルゲバム」だ。「チーム・団結」は年齢層が低いので、かなり厳しいかも。「チーム・希望」はまとまりにかけるなあ…。
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「スロー・イン」を教える桑野さん
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手製のゴールコート、そしてキーパーをつとめる
「チーム・アルゲバム」のオミール(12歳)
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ミニゲームで頑張る子どもたち
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スポーツを中心とした心理社会的ケアはさまざまあるが桑山はこれまで自分が不得意ということが災いして取り組んでこなかった。しかし頑張る子ども、それを応援する大人、皆が大勢で一つになっていくことが出来そうなスポーツイベントは、絵を描いたり歌や踊り、演劇を中心としたワークショップとはかなり違うタイプの取り組みになる。
しかし、労力はかかるが、キャンプ全体の雰囲気作りや、エージェント同士のつながり、ひいては近くに住んでいるのに接したことがなかった子どもたちがそれを通じて仲良くなっていくことなど、その波及効果は大きいと思う。
4日間の練習を経ていよいよ月曜日は試合だ。
桑山は既に筋肉痛で苦しいけれど、これはやり遂げて帰りたい。
そして3月末まで駐在するNICCOの桑野さんが、次なる年齢層の子どもたち(女の子たちの大会もいいと思う)へ、このお手製コートを使ってイベントを提供できるといいと思っている。
*写真などは、国連の高速衛星通信サーバーを通じて送信していますが、調子が今一つなので、試合の様子などはできうる限りリアルタイムで報告したいと思いますが、万が一通信が難しい場合は写真なし、あるいは桑山の帰国を待っての報告となるかもしれません。
でも、請うご期待!!
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