NPO法人 地球のステージ
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更新: 2006年5月30日
 
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 NPO法人「地球のステージ」では、海外において支援活動を行っています。


イラン南東部地震救援 活動レポート 
04.1.28〜

〈2004.2.2〉 ・2004.1.29 バム到着
・2004.2.3 サッカーコート完成
・2004.2.6 サッカー大会 その序章 その1

・2004.2.6 サッカー大会 その序章 続き
・2004.2.9 夜の配給
・2004.2.10 いよいよ練習試合が始まった
・2004.2.16 トーナメント本番 決戦の日が来た

・2004.2.16-2 いよいよ決勝だ
・2004.2.16-3 よき仲間と



「自分に何ができるか」

バムは朝から晴れている。
毎日毎日快晴だが何せ気温が低い。朝方は確実に零下に下がっているから空気が澄んでいて遠くの山々が実に身近に見えてくる。その山のふもとの街バムを襲った地震が、多くの避難民キャンプをつくっている。その内の一つが桑山が所属するNICCO(日本国際民間協力会:京都)のテントのあるBAFIA(バフィア)キャンプである。

このBAFIAキャンプは非常に活気のあるキャンプであるが、問題もいくつかある。



テントの前の子ども

それはまず人口動態が把握しきれないということだ。それはある意味、このキャンプが流動的であり去る人、入る人が入り乱れていることが原因であろう。自然災害のみならず(避)難民キャンプというのはいつもそうである。
そんな大人の動きの狭間でいつも苦労するのは子どもたちである。その子どもたちの中でも特に取り残されるのは12歳から15歳くらいまでの子どもたちである。既に11歳までの小学校は再開した。
しかし、12歳以上のクラスは先生に専門性がより求められるのか、再会のメドが立っていない。16歳以上になると、既に働き出したりしていて、それなりのコミュニティが形勢されるのだがやはり12歳から15歳はいつも「さまよっている感じ」がする。



さて、現在バム市には11の避難民キャンプがあり、今日の国連統計でその数は約8万2千人。
すさまじい数の人が家を失い、テントで暮らしている。そしてこれからどうしようか迷っているのだ。子どもはそんな大人の姿をみて不安に思っているし、先のしれない不安定感に元気がないように思える。
しかし今日は夕方一人で、コートを造る予定地に行ってボールを蹴っていたら、やっぱり子どもたちが集まってくる。やはり遊びたいのだ。言葉は通じないけど何となく言っていることはわかりあえて、チームをつくって小さな試合をしてみた。かなりのスキル(技術)だ。やはりイランはサッカーが強い。
 
このBAFIAキャンプは380を超えるテントが区画に分けられ、それぞれにエージェント(代理人)と呼ばれるまとめ役が配置されている。その一人ひとりを訪ねてみた。サッカーチームを7つつくるための布石だ。一人ひとりを足で回って訪ね、テントを覗くと、皆の生活の大変さが伝わってくる。水は汲みに行かなければならないし、電気は裸電球1個を照らすくらいしか来ていない。シャワーはそれでもNICCOが立派なものを設置したが、気軽に浴びれるようなものでもない。とにかくこれまでの生活ががらりと変わってしまっているわけだ。
でも、理由を話して、サッカーをする12歳を集めて、チームを作り試合をしよう!!というと、とっても乗ってくるし、協力的だ。きっと皆で応援に来てくれるだろう。
そもそもこのサッカー大会のもうひとつの意味は、知らないもの同志が集まってしまったこのテント村が、こういったイベントを通じて交流し、有機的に動き出してほしいという願いもかけているのだ。特に、エージェントたちは、就任したとはいえ、なかなかまとまって動くことができないで来ている。そこをこういったほのぼのしたイベント(16歳以上のサッカーは見ていて乱暴で、こっちが苦しくなるときがあるので、あえて12歳に絞ったところも、実はあるのだ)を通じて、エージェント同士もつながってほしいという願いがこもっているのだ。
そういった多岐にわたる意味と目的を含みながら、徐々にこの7チームが戦うサッカー大会を企画運営している。



キンプのテントをゆっくりと回っていると、多分12歳という少年たちに会うので、「サッカーやりたい?」って聞くと、クビを大きく縦に振って、
「もちろん!!」
皆、何かがやりたくてしょうがないのだ。しかしそこで気づいたのが、かなりの数の子どもたちがズックを持っていないことだ。
これではサッカーが出来ないではないか…。
約8割くらいの子どもたちがサンダルを履いたままで逃げてきたのだ。
う〜んと考えつつ、これは「地球のステージ」でこのサッカーチームを構成する約100人の子どもたちに、ズックをプレゼントしようではないかと思っている。全部そろえれば約10万円はかかるだろうが、何とか募金で集めたお金を使って、ちゃんとサイズのあったサッカーができるズックを買おうと思っている。
月曜日は祝日でお休み。でも水曜日には子どもたちの登録が可能となり、チームは構成できるであろう。そうしたら、サイズを確認して翌日ケルマンの街に買い出しに行こうと思う。100名近い子どもたちのサッカーができるズックを集めるのもひと苦労であるが、やっぱりサッカーは「蹴る」スポーツだから、ちゃんとズックは買ってあげようと思っている。


配給物資、6000人分を仕分けする桑山

さて、明日はいよいよ6000人分の衣料品を配る日だ。
頭がくらくらするような巨大なコンボイに乗ってマシャッドから買い付けた衣料品である。
 
皆が喜んでくれるといいけど…。


注)*地球のステージでは、古ズックや古着等の寄付は受け付けておりません。
皆様よりご協力いただきました募金にて、必要品を現地で購入する方向ですのでご理解の程よろしくお願いいたします。

 
・2004.1.29 バム到着
・2004.2.3 サッカーコート完成
・2004.2.6 サッカー大会 その序章 その1
・2004.2.6 サッカー大会 その序章 続き
・2004.2.9 夜の配給
・2004.2.10 いよいよ練習試合が始まった
・2004.2.16 トーナメント本番 決戦の日が来た

・2004.2.16-2 いよいよ決勝だ
・2004.2.16-3 よき仲間と

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